現在全国的に百日咳の感染者が増加しています。
「百日咳」は文字通り「百日咳菌」が原因でおこる感染症で、長期間長引く咳が特徴です。
子供がかかる病気というイメージが強いですが、最近は乳幼児期に受けた予防接種の効果が低下してかかる大人の百日咳が問題となっています。
感染初期のカタル期には咳や鼻水などの一般的な風邪症状ですが、1~2週間後の痙咳期には激しい咳が出た後にヒューっと息を吸い込む音が出るという特徴的な症状をくりかえします。激しい咳で嘔吐したり、無呼吸になることもあります。しかし、大人の場合には特徴的な症状が出ないことも多く、知らないうちに感染を拡大させてしまうこともあります。
百日咳はマクロライド系抗生物質が効果的であり、数日後には感染力がなくなります。
当院ではLAMP法という、鼻の奥から検体を採取する方法で検査をおこなっております。
長期間(2週間以上)咳が続く場合や激しい咳が続く場合には、精査をおすすめします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e67a51e7298e5297a423f69da1be35995a0df745